昨日は、久しぶりに藤井聡太四段の対局がAbemaTVでLIVE放送されました。
将棋の対局はやはり観ていて面白いと感じます。
解説者の先生と女流棋士とのお話も勉強になるし、面白いです😊
そして、対局室の様子ということで、盤面ではなく、対局室が大きく映し出される映像は、その場の空気を感じさせてくれます。
竜王戦の決勝トーナメントなどとは違い、名人戦の順位戦なので、同じ部屋で別の対局も行われています。
私が昨日の対局を観ていて感じたのは、藤井四段は終始余裕があったように思いました。
というのは、自分自身の対局でいっぱいいっぱいなら両隣りで行われている対局を観たりする余裕はないはずです。
しかし、藤井四段は席を外して戻ってくる時などに両隣りの対局を何度も観ていました。
まだ若いし、全てが新鮮というのもあるかもしれません。
しかし、高見泰地五段はそんな余裕のある行動はしていなかったです。
藤井四段に勝つ!という意気込みで、十分に準備をして対局を迎えたと思います。
結果は?
108手まで藤井四段の勝ちでした。
高見泰地五段も強い若手棋士だと思いますので、勝ち負けの差とは何なのでしょうか。
将棋が好き、たくさん研究をしている、たくさん経験もしている。
感性の差なのか?才能の差なのか?
一局を振り返っての解説も聴きましたが、高見五段が何かミスをしたという訳でもなさそうです。
ただ、終盤にはいつの間にか、藤井四段のそれぞれの駒がいい位置にいて、持ち駒も詰むのには十分の駒が。
待ち時間の残りは、藤井四段の方が1時間ぐらい多く残っていました。
今回の対局では、待ち時間を使い切るまではいかなかったので、残り時間は重要ではありませんでした。
藤井四段はこれで、順位戦3連勝。
でも全て勝つぐらいでないとC級1組への昇級は難しいとも言われています。
頭の良さ、努力、才能などもあるかもしれませんが、私は、思いの強さ、信じる力の差が勝ち負けを分けているように感じています。