ネギって凄いんだなぁ(^-^)

■ネギの薬用効果は広範

風邪のとき「ネギ味噌」にして細かく刻んで味噌を混ぜ、熱湯を注いで飲むとよく発汗し、熱もすっかりとれてしまいます。

ネギの強い臭気は硫化アリルなどによるもので、神経を刺激し、消化を助け、発汗作用を盛んにします。

また、ビタミンB1の働きを高める作用もあります。

ビタミンB1が不足すると疲れやすく、根気がなくなり、イライラしたり、冷え性などの障害が起こりやすくなります。

また、公害や食品添加物などが多く入ると、ビタミンB1がどうしても不足になりますから、少しずつ、つとめて食べるようにしたいものです。

ネギは

・スタミナの強化、胃腸病、冷え性、喉の痛み、リウマチの痛み

等に効果があります。


●薬効

1．スタミナ強化、冷え性

常食していると血行がよくなり、胃腸の働きも助けられます。


2．咳

白ネギを5~10センチほどに切り、布で包んで鼻孔の所において呼吸すると咳の止ること妙です。


3．不眠症、風邪、熱さまし

ネギを煎じて飲むか、細かく刻んでドンブリに沢山入れ、生味噌を加え、熱湯を注ぎよくかき混ぜて熱いところを飲みます。

不眠症は、生ネギに生味噌をつけて食事のときに食べてもよいでしょう。


4．病後の衰弱の回復

白ネギ、ニンジン、ジャガイモなどをよく刻んで水から煮たスープは、虚弱で弱った人の栄養に非常に助けとなります。


5．頭痛、風邪

白ネギ、ひね生姜を各5gを煎じて飲むとよく効きます。


6．赤ちゃんが乳を飲まないとき、小水の出ないとき、便秘のとき

白ネギを母乳で煎じ、その乳を少しずつ口に注いでやると治ります。


7．リウマチの痛み

ネギ150g、からし粉半カップ、大麦1カップを布の袋に入れて、水1.8L(１升)を1.2L(約8合)位に煮詰め、その汁で温湿布をすれば卓効があります。


8．しもやけ

ネギの煮汁に患部をひたすと、非常に効果があります。


9．喉の痛み

ネギの白根を二つ割にして火にあぶり、しんなりしたのを喉に当てて包帯をしておくと治ります。

【出典】「薬草の自然療法」難病も自然療法と食養生で治そう 東城 百合子著