まずは、生命保険に入る理由があるかどうか?
例えば、独身で扶養家族がいないのなら生命保険に入る必要はないですね。
保険ですから、何かあった時のために入るものが生命保険ですよね。
あと、万が一のことがあっても、家族が路頭に迷うようなことがないだけの預貯金がある人は必要ないですね。
しかし、生命保険を万が一の保険としてではなく、相続税対策の一環としてというのはありますが、このような人なら既にそれなりのフィナンシャルの知識をお持ちでしょうからご自身で考えてられると思います。
実は、生命保険というのは、入っていれば安心というものでもないというのが私の意見です。
一つは、一般の生命保険の生命保険料は、実に70%がその会社の営業経費や利益にまわり、残りの30%が純粋な保険に充てられる部分なのです。
つまり、営業にきている方の給料を毎月払っているようなものです。
確かに、とても感じの良い営業の方はいらっしゃると思いますが、なぜその方の給料を毎月払ってあげなければならないのでしょうか?
お金にとてもゆとりがあり、払ってあげたい!という被保険者の方はそれでも良いのかもしれません。
あともう一つは、意外と保険金は払われていないということもあります。
せっかく毎月毎月保険料払っているのに、いざという時に、色々と難癖をつけられて結局保険金を払われない、減額されるなどは日常茶飯事のようです。
生命保険に入っていればいざという時に安心!と思っていたのに、その時に役に立たなければ保険料はただのリスクでしかありません。
年末調整の時の生命保険料控除には役立つでしょうけどね。
まずは、本当に生命保険に入る必要があるのか?どうなのか?
そして、どのくらいの保障額が必要なのか?
一般の生命保険に入る前に、まずは県民共済に入ることをオススメします。
その理由は、まずは、純粋に保険に充てられる部分が90%以上であること、つまり、保険金に対して保険料が妥当でありとても安いこと、そして毎年支払った保険料の20%程度が返戻されていることです。
県民共済は実際には生命保険というよりは、生命共済という言われ方をします。
そして、支払いを渋ったりはしません。
ただし、生命共済なので、保険金額が低いです。
その次にオススメなのがネット保険です。
ネット保険は、保険料の70%程度が純粋な保険に充てられる部分なので、一般の生命保険より、安くて済みます。
ただ、やはり本当に支払われるのか?という点がありますので、慎重に保険会社を決める必要があります。
そんな生命保険に代わるようなものがあるのでしょうか?
私は、ある!と思っています。
生命保険に期待するのは、万が一の時のために、病気や怪我などで一時的に働けなくなり収入を補填してくれる、年金のようにもらえる、などでしょうか?
そんなお金のリスクを軽減するものは別に生命保険でなくても良いのでは?というのが私の考えです。